水産業を学ぶ

江戸時代の漁業

肥前州産物図考(国立公文書館所蔵)

宝暦十二年(1762)、水野忠任にしたがって唐津に来た木崎盛標(もりたか 1711年生)が、62歳から11年をかけて見聞した唐津の漁業、捕鯨等の産業の様子を詳細に描いた資料です。

 江戸時代のこのような漁法の詳細な絵図は全国的にも珍しい資料で、当時の唐津、伊万里、玄海では、基本的には現在と同じ漁具漁法で魚介類を獲っていたことがわかります。肥前州産物図考に書かれている説明文については、後日解説予定です。

(著作権使用許可 平成20年12月8日)



捕鯨

鯨組中尾家屋敷(唐津市呼子町)

 鯨組主中尾家屋敷は、江戸時代中期から明治の初めにかけて、8代にわたり鯨組主として巨万の富を築いた中尾家の屋敷として建てられた、町屋建築遺構です。今は呼子町の捕鯨の歴史を紹介する資料館となっています。江戸時代の捕鯨船の模型や巨大な白長須鯨の解体作業中の写真、長さ2m30㎝もある本物の一角鯨の

           角は見ごたえがあります。江戸時代からの捕鯨の様子を描いた資料や町の特産品

           等も展示されています。                 ≪続きはこちら


唐津市立小川島小中学校 校内民族博物館(唐津市呼子町小川島)

小川島は、江戸時代から昭和初めまで捕鯨で栄えた島です。小川島小中学校の校内民族博物館では、海上で捕獲した鯨に飛び移りとどめを差した羽差(はざし)の防寒用丹前等の捕鯨で実際に使用されていた貴重な道具類が展示してあります。

 きっと、小川島が捕鯨の島であったことを思い起こさせてくれるでしょう。

 事前に許可を取って見学をしてください。

 

唐津市呼子町小川島841 TEL(0955)82-8009

地図 小川島渡船乗り場、島の地図


名護屋博物館(唐津市鎮西町名護屋)

日本列島と朝鮮半島との交流史の流れが、「名護屋城以前」「歴史の中の名護屋城」「名護屋城以後」に分けて展示されており、捕鯨に関する資料を見ることができます。

 

※名護屋城博物館のホームページはこちら≫


呼子鯨組(唐津市呼子町)

江戸時代から昭和中期まで行われていた捕鯨に関する資料の整理、唐津市の指定文化財でもある鯨組主中尾家住宅の整備、捕鯨業に関わった人々が伝えた文化等に関する収集活動を行うとともに、定期的にクジラに関する研究会も開催。

 

※呼子鯨組のホームページはこちら≫



現在の水産業の概要

佐賀県玄海水産振興センター(唐津市唐房)

佐賀県の水産試験研究機関。玄関を入って左の展示室には、江戸時代の捕鯨に関する資料、明治以降の浜の写真、現在の水産業に関するパネル等が展示。見学する場合は、2階の事務室へ申し込めばいつでも見学可能。

 

※玄海水産振興センターのホームページはこちら≫