宝暦十二年(1762)、水野忠任にしたがって唐津に来た木崎盛標(もりたか 1711年生)が、62歳から11年をかけて見聞した唐津の漁業、捕鯨等の産業の様子を詳細に描いた資料です。
江戸時代のこのような漁法の詳細な絵図は全国的にも珍しい資料で、当時の唐津、伊万里、玄海では、基本的には現在と同じ漁具漁法で魚介類を獲っていたことがわかります。肥前州産物図考に書かれている説明文については、後日解説予定です。
(著作権使用許可 平成20年12月8日)
海女漁
アユ梁漁(松浦川)
フナ、コイ、ナマズ、クロダイ等掛網漁(松浦川
マダイ等の2漕曳鯛網漁(沿岸域)
海鼠(ナマコ)桁網漁
鮪定置網漁
底延縄漁
鯛地引網漁
投網漁
鵜飼い(伊岐佐付近)
諸猟網(対象魚種不明)